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PDF版 舞鶴市郷土資料館だより9月号
資料館だより9月号
舞鶴市蔵「田辺籠城図」(熊本系)
個人蔵「田辺籠城図」(舞鶴系)
慶長5(1600)年9月12日、(関ヶ原の戦いの3日前)、田辺籠城戦が終わりました。そこで、今月は9月5日(火)から籠城戦の様子を描いた田辺籠城図を展示します。田辺籠城図は全国に10枚ほどあり、細川家の伝記には細川幽斎の妻である麝香(じゃこう)が籠城戦の配置図を紅とおしろいを使って描いたと書かれています。今日遺されている田辺籠城図は丹後田邊に残る田辺(舞鶴)系と、熊本に残る熊本系の2系統があり、今回はこの2系統の籠城図を並べて展示します。違いを探してみてください。
また、今年7月には細川時代の田辺城大手口付近が発掘されました。ここの描き方も絵図ごとに違うのでじっくりとご覧ください。
日時:9月17日(日)13:30~14:30
場所:舞鶴ふるさと発見館展示室
(展示室入場に入館料100円が必要です。)
糸井文庫「岩見重太郎天橋立敵討図」
糸井文庫コーナーでは毎月テーマを決めて糸井文庫の浮世絵を紹介しています。今月は「田辺籠城戦前夜」と題して、同時代の石川五右衛門や岩見重太郎の浮世絵を展示します。上の浮世絵は岩見重太郎の天の橋立での敵討を描いています。岩見重太郎は小早川隆景の家臣の子です。戦国時代から江戸時代へと時代が大きく動いた頃を描いた浮世絵をご覧ください。
一品コーナーは「わさふく」と書かれた江戸時代の木札です。これは1989年に久田美地区で発掘されたものですが、最近になって、「わさふく」とは稲の品種であることがわかりました。江戸時代の農民は『稲草帳』と言う帳面をつけており、この帳面には田にどんな品種をどのくらい植えたかが記されています。努力の甲斐あって田辺藩の米は高く売れたそうです。
舞鶴ふるさと発見館(舞鶴市郷土資料館)
(受付時間9:00~16:30)
電話 : 0773-75-8836
ファックス:0773-77-1314
住所 : 舞鶴市字南田辺1番地
(ゆうさい会館(西総合会館)1階)
展示室入場料 : 大人100円、市外学生50円
サロンスペース:無料
9月の休館日:4(月)・11(月)・19(火)・20(水)・25(月)
舞鶴ふるさと発見館(舞鶴市郷土資料館)へお越しください
舞鶴市役所生涯学習部文化振興課
電話: 0773-66-1019
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