あしあと
PDF版 舞鶴市郷土資料館だより11月号
資料館だより11月

西地区の吉原地区は吉原入江を中心とした江戸時代の「猟師(漁師)町」の風情を残す町並みが有名で、「東洋のベネツィア」とも呼ばれています。令和8年10月16日、国の文化審議会は、この歴史的な町並みを将来にわたって保存するため「重要伝統的建造物群保存地区」(重伝建)に選定するよう文部科学大臣に答申しました。官報告示を経て吉原地区は国内131ヶ所目の保存地区となります。これを記念して城下町コーナーでは吉原地区の様々な顔をミニ企画として展示します。
さらに11月3日には、4年に1度の「吉原の太刀振」が奉納されます。その祭礼行列の先頭を行く傘鉾や江戸時代の祭礼を描いた「朝代神社祭礼絵巻」などいろいろな顔を持つ吉原地区を紹介します。

傘鉾
舞鶴市指定文化財 京都府登録無形民俗文化財
吉原の太刀振は、現在は4年に1度、朝代神社の秋季例大祭などで奉納されています。かつて舞鶴市域の村々で盛んに行われた太刀振(振物)の中でも特に形が整っており、1968(昭和43)年に舞鶴市指定文化財に指定され、1989(平成1)年には京都府登録無形民俗文化財となりました。
「猟師町」吉原地区は細川幽斎の町作りに端を発します。城下の北の端の海に面した場所に位置しましたが、享保12(1727)年、城下町の大火で現在地に移転しました。その理由には「吉原の住人が出火元だったため移転させられた」とする説もありましたが、2022年に発見された城下町図によって実は火災の延焼を防ぐための空き地を確保するために計画的に移転が行われた公算が大きいことがわかりました。「重要伝統的建造物群保存地区」選定を記念し、その絵図を初公開します。

日時:令和8年11月23日(月祝)13:30 ~ 14:30
場所:舞鶴市郷土資料館展示室(参加費無料)
申込みは前日までに舞鶴市郷土資料館(75-8836)へ

糸井文庫は岩滝町出身の糸井仙之助氏が多年にわたり収集した丹後地方に関連のある錦絵・書籍・古文書などを含んだ2,200点におよぶ郷土資料です。ふるさと発見館の糸井文庫コーナーではコレクションの浮世絵を月替りのテーマに沿ってご覧いただけます。
今月のテーマは吉原の太刀振にあわせて「刀がきらり」です。この浮世絵は3枚続きのうちの1枚です。月夜に牛の皮をかぶった鬼童丸が源頼光の前にぬっと現れる場面です。

「笛澄月白波」部分 明治8(1875)年 豊原国周 糸井文庫

舞鶴ふるさと発見館(舞鶴市郷土資料館)
TEL 0773-75-8836 FAX 0773-77-1314
〒624-0853 舞鶴市字南田辺1番地
(舞鶴西総合会館 1階 北側)
開館時間 9:00~17:00(最終入館16:30まで)
展示室入館料:100円 学生50円
(未就学児と舞鶴市内に居住または通学する学生は入館無料)
サロンスペース:無料

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舞鶴市役所生涯学習部歴史文化まちづくり課
電話: 0773-66-1063
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